Vol.01 マネー学園入学式これはとある町のある晴れた日の出来事。 この物語の主人公が住む一軒家の窓に、太陽の光が差し込む。 ふぁーーん、眩しい。。今何時だろ?? 昨日は遅くまでゲームしすぎたせいで、まだ眠いんだよね・・・ あのボス、もうちょっとで倒せたのになぁ^^ 時計は8時50分を指していた・・・ なんだ、まだこんな時間か~もうひと眠りしよっと♪ グぅーグぅー・・・ ん?んん?んんん? あ!あああああああああああああああああああああああ! 今日はマネー学園の入学式だった。 やばいよ、やばいよ。さっそく初日から遅刻だよ・・・・・ マネたんは大急ぎで着替えを済まし、パンをくわえながら外へ駆け出した。 時は2ヶ月前にさかのぼる。 中学3年のマネたんは高校受験に苦しんでいた。 実力はあるのだが、極度のあがり症のせいか本番にはめっぽう弱く、 ことごとく結果は不合格。腕が震えて文字が書けなくなってしまうのだ。 結局、合格確実といわれた高校まで落ちてしまい、もうどうしようもない状況だった。 そんな失意のなか、町を歩いていると一つのポスターを見かけた。 『私立マネー学園 2009年4月開校 新入生募集中。 お金に対する正しい知識を身につけて、夢にあふれた未来を手に入れよう。 わが校で学べば君達の人生はバラ色だ』 うさんくさい・・・マネたんはそう思った。 だが、もう自分には他に選択肢がない。 マネたんはさっそく受験申込書に必要事項を記入し、ポストに投函した。 受験の日がやってきた。 受験番号を確認して自分の席に座るが、 いつものように試験開始時間が近づくにつれ、マネたんの腕は震えだす。 やっぱり今日も駄目なのかなぁ。マネたんは半分あきらめモードになっていた。 そして、ついに問題用紙が配られ試験開始の時がおとずれた。 ヨーイはじめ!!みんな一斉に問題用紙をめくる。 あれ?? なんと、マネー学園の入学試験はたったの1問しか出題されなかったのだ。 これは有名な問題なのでみなさんお分かりでしょうかね^^ ヒントは『まさにこの学校にふさわしい問題』です。 つづきはこちら・・ posted by tantan at 2009/07/26 |